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夢乃井便り

これを見るともうそんな季節になったかぁ・・と実感します。
この時期になると町のあちらこちらで出没するバスケットボールくらいのボンボンがついた棒。
色は赤や緑・青や黄と様々。
道路にも数十メートル間隔でこれでもかっ!と思うほどズラリと並べられています。
地元の人には当たり前過ぎて、景色に溶け込んでしまって何の不思議もないのですが、他県の方には珍しいみたいです。
お越しのお客様に「あれは一体何?」と、不思議でいっぱい・・という顔で頻繁に尋ねられます。
まもなく夜の景色の中から、いろんな所からの太鼓と歌の練習が聞こえてきます。
秋祭りがくるのです。
村ごとにボンボンの色は違うので様々な色があるのです。
宵宮では各村ごとに大人が屋台を引き、のり子達が屋台に乗り太鼓を叩き歌いながら1日中町を練り歩きます。
その練り歩く際に、屋台の前後を問題のボンボンを持って援護します。
本宮では、のり子達が乗ったままの屋台を大人が担ぎ上げているさまは迫力満点。

夢乃井へお越しの際にはお目にかかられると思います。
この地方の慣わしを感じて頂けたらなぁと思います。


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