夢乃井便り
夜中に不審な音がする・・解決編 (後編)
- 2011/07/31(日) 播磨の旬なトピックス
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先日お話していた夜中の奇妙な叫び声・・・。(こちら) 決まって深夜2時になると 「キヒーーー!! キヒィーーーー!!!」と泣き叫ぶ声が響く。 その奇妙な声に叩き起こされ、自分のいる部屋の真下で音はピタッと止まる。 「奴がこの部屋の下まで来ている・・・。」 ブルッ・・・。 異様な空気に思わず体が硬直する。 次の日も・・またその次の日も・・・・ ついに3日目の夜中、覚悟を決め、何物なのかこの目で確かめようと懐中電灯を握り締め外に踏み出た瞬間! 「バシャバシャバシャーーー!!」 だんだん音が遠退き逃げていくようだ。 いよいよ怖くなり、家に入ろうかと怖気付いた頃。 「ブヒブヒブヒ・・。」遠くから奇声とともにかすかに聞こえた。 「あれっ???」それまでの恐怖が一瞬で消え去り脳裏に浮かんだのは・・ 「・・・猪か?」 「バシャバシャーー! キヒーー!!」また奇声とともにこちらに近づいてくる。 懐中電灯を照らし、よ~く目を凝らして見ると 「あっっ ウリ坊!!!」 目の前を可愛らしい小さなウリ坊(猪の子)が4匹 1列になって走り去っていく・・・。 あんなに怖かった音はウリ坊の水遊び・・。 その後無邪気なウリ坊は、数回目の前を行ったり来たりして遊んでいた。 そしてその可愛さから、私は次の日からその時間をお楽しみにするようになった。 |