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夢乃井便り

お正月過ぎのイベントと言えば「鬼追い」
こちら夢乃井からですと、過去ラストサムライの映画が撮影された<書写山圓教寺>での「書写の鬼追い(修正会)」がオススメ。 

平安時代に、性空上人によって開かれた書写山圓教寺は、西国27番目の札所であり、「西の比叡山」と呼ばれる天台宗の三代道場の一つです。
境内全域が、国の史跡に指定されており、山内には歴史の重みを物語る数々の堂塔伽藍が残されています。
修正会とは、年の始めに去った年の反省をし、新たな年の決意をする年頭の法要のこと。
こちらの鬼追いは、摩尼殿(本堂)と白山権現で赤鬼と青鬼が鬼おどりを舞い、今年の厄払いをしてくれますが、圓教寺の鬼二は角がありません。
これは、性空上人の側近として仕え、この山の守護神としてまつられた若天(わかてん)と乙天(おとてん)両童子の化身であると考えられているからです。
参拝者たちの目的の一つは、白山権現の鬼おどりの後にまかれる厄除けの”鬼の箸”です。カラスのサンショウの木えお丸く削った白木の棒で、世話人が前殿からまき始めると、両手を空中に伸ばして奪い合いが始まります。白山権現で鬼が厄払いをしている間に、摩尼殿では十数人の僧たちが修正会をおこないます。その後、白山権現でおどった鬼が摩堂尼堂に向い、ふたたび内陣の御堂で鬼おどりを舞います。

【開催日時】 2013年1月18日(金)

【開催場所】 書写山圓教寺 摩尼殿

【開催時間】 午後1時~

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