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CHECK

夢乃井便り

夜中の2時くらいでしょうか。
深い眠りについていると・・・。
『バシャバシャバシャバシャ~』
「な!何!!?」 慌てて耳をすましてみる。
どうやら家に隣接している山際の用水路からのようである。
『キヒィーーー!! キヒーーー!! バシャバシャバシャー』
う!うへぇ~・・怖い~!! 一体何時なんだ?!
2時・・丑三つ時じゃないか!!!!!
背筋がゾクッとする。
猿か?! 獣の声なのか?!!
どうする。
確認するか・・。
いや、窓を開けたら飛んできたらまずい。
猿だとしたら二階までは飛び掛れないはずだ。
でも・・・、動物ではなかったら・・・。
ゾクッ。
し、しばらく様子をみよう。
5分程聞き耳を立てていたが、音は止むどころかどんどん大きくなりだんだん近づいてくるのが分かった。
「どうやら奴はこの窓の下にきてしまったようだ。」
覚悟を決め、懐中電灯を握り締めて2階の窓をほんの少しあけて覗いてみた。
そこは山際の用水路、当然真っ暗で何も見えない。
一瞬音が止んだかと思うと
『バシャバシャバシャ~~~!!』
水が跳ねる音が闇夜に木霊する
「な・何だ?!」
その次の日も、また次の日も・・。
決まって2時に異様な音がちょうど窓の下で鳴り響いていた。
ついに覚悟を決め、その正体を探ってみようと思い3日目の2時。
2階からではラチがあかないので、勇気を振り絞り音が聞こえだすとすぐ外へ。
何かが近づいてくる!
『バシャバシャバシャ~!!』
一体何物なんだ!!

次回、解決編へ続く

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